みなさん、こんにちは。
また一つの時代の終わりが来たのでしょうか。90年代爆発的に人気を誇った歌手の一人
(引用:chage and aska officail web site)
CHAGE and ASKAのASKA”
がデビュー40周年の記念日に脱退を表明しました。
記念日のこの決断。その裏には何があるのか。今回はそんなASKAさんについて迫ってみます。
Contents
ASKAとは
本名:宮﨑 重明(みやざき しげあき)※別名:飛鳥 涼
出身:福岡県大野城市
生年月日:1958年2月24日
最終学歴:第一経済大学卒業
ASKAの名前表記はチャゲアス時代は”ASUKA”だったが、現在はASKAで活動している。
チャゲアスができるまで
90年代のJPOPを席巻したチャゲアスの原点は1978年まで遡ります。
まず福岡で開催された『第15回ポプコン福岡大会』で当時から友人だったチャゲさんを誘って別々にエントリーしたところからASKAさんの音楽人生が始まっていきます。結果2人ともにみごと賞を獲得。
これを契機に「2人で組んでエントリーしてみないか」という声がかかったこともあり続く『ポプコン九州大会』に出場。ここでも「優秀曲賞」を受賞することとなりました。
そしてちょうど40年前の今日、1979年8月25日にチャゲ&飛鳥(現・CHAGE and ASKA)としてワーナー・パイオニアからシングル「ひとり咲き」でデビューとなりました。
「はじまりはいつも雨」でミリオンセラー達成
チャゲアスが認知されていったのは90年代のヒット曲の連発からといっていいでしょう。まずシングルの「はじまりはいつも雨」がロングセラーとなり、初のミリオンセラーを達成。アルバムの『SCENE II 』もそれに続く形でミリオンセラーとなっていきます。
そこからは人気街道まっしぐらのチャゲアス。フジテレビ系ドラマ「101回目のプロポーズ」の主題歌”SAY YES”が大ヒット。
さらにこれまたフジテレビ系ドラマ「振り変えればや奴がいる」の主題歌”YAYAYA”もロングヒットを獲得。当時の若い世代に”チャゲアス現象”なる大人気ブームをひこ起こしました。
ソロ活動開始。そしてチャゲアスの活動休止
2000年代になるとチャゲアスとしてだけではなくソロ活動にも手を広げます。引き続きシングル曲は発表していきますが、当時吹き荒れていたのは”安室奈美江””華原朋美”GLOBE”に代表される小室ファミリーの台頭で以前のようなヒット曲は出なくなっていきます。
日本各地での比較的地味な活動はなっていきましたが、ASKAさんの歌手活動はそのまま続くこととなります。
そんな中、2009年、長年とも活動してきたチャゲさんとの音楽活動を無期限で休止する決断をします。その目的としては定客してきたお互いのソロ活動に磨きをかけるためというもの。また時期が来たら再結成という余地を残した形でのチャゲアス休止となりました。
薬物使用、そして逮捕
テレビでも見かける機会が少なっていったASKAさん。しかし2014年に衝撃の事実が発覚します。覚せい剤取締法違反(所持)の容疑で逮捕の一報でした。
4月に港区内のマンションの一室で少量の覚醒剤を所持していた疑いがかけられました。逮捕当初は容疑を否認していたが、警視庁による尿検査では覚醒剤の陽性反応が確認。
また自宅からは覚醒剤や合成麻薬MDMAとみられる粉末や錠剤が発見されました。所属事務所は今回の逮捕・起訴を受けて、ASKAとミュージシャンとしてのエージェント契約を解消することで合意したと発表、事実上音楽活動は引退状態となってしまいます。
8月、東京地方裁判所で初公判。翌月懲役3年執行猶予4年の有罪判決が言い渡されることとなりました。
今回のチャゲアスからの脱退
逮捕から2年後の2017年から再びソロ活動を再開したASKAさん。ファンから”再びチャゲアスの結成”の声も聞こえてきましたが、その後も2人での音楽活動を見ることはありませんでした。
そして今回ASKAさんの公式サイトを通じて”チャゲアス”からの脱退を正式に表明となりました。”中途半端なまま残すよりも一気に解体して心機一転したい”というASKAさん。
以下、公式サイトに掲載されたコメント全文となります。
各位
いつもASKAをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
この度、弊社所属アーティストのASKAが、2019年8月25日をもちまして、CHAGE and ASKAから脱退いたしますことをご報告させていただきます。
1979年8月25日にCHAGE and ASKAとしてデビューしてから、今年で音楽活動40年となりました。数々の楽曲を世に送り出しながら、1996年には、アジア人アーティストとしては初となる「MTV Unplugged」に出演し、2000年には、大韓民国政府が歴史上初めて認めた、日本人による初の大規模コンサートを開催するなど、国外での活動も積極的に行って参りました。この様な活動を続けることができたのも、多くの皆様のご支援の賜物と深く感謝しております。
しかしながら、今後の活動を継続していく中で、CHAGE and ASKAというグループを維持していくことが最善の選択なのか、ASKA及びスタッフ一同で話し合った結果、デビュー日という本日をもちまして、CHAGE and ASKA からの脱退を選択することとなりました。CHAGE and ASKAの復活を待ち望んで下さった皆様には、とても残念なお知らせとなってしまいました事、心よりお詫び申し上げます。
今後は、ソロ活動に邁進していく所存でございますので、変わらぬご支援とご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
メディアの皆様におかれましては、この件に関するお問合せにつきましては、一切対応致し兼ねますこと、予めご了承下さい。
スタッフ一同
(引用:ASKA デビュー40周年の記念日にチャゲアス脱退を表明「延命するより、いっそ解体」)
まとめ
今回はチャゲアス脱退を表明したASKAさんについて迫ってました。覚せい剤逮捕の時は本当に日本全国に衝撃が走りましたが、活動再開以降はソロ歌手として復帰したASKAさん。
一人の歌手として再起をかける強い思いからの決断だったのでしょうか。
60歳を超えてもASKAの歌声を待っているファンはまだまだいるでしょう。そんなファンのためにも末長い活躍を期待したいですね。
では、また。