みなさん、こんにちは。
何とも寂しい、電撃引退のニュースが入ってきました。
10年間、阪神タイガースのエースとして活躍してきたランディ・メッセンジャー投手が引退を発表。今シーズン限りでユニフォームを脱ぐこととなりました。
(引用:阪神タイガース公式サイト)
”アメリカのサムライ”として日本球界に大きな功績を残してきたメッセンジャー投手。
今回はメッセンジャー投手がなぜこのタイミングで引退を表明したのかについて迫ってみようと思います。
Contents
なぜこのタイミングなのか
まだまだこれからも阪神の投手陣を牽引していく立場として期待されていたメッセンジャー投手。しかし、周囲の期待とは裏腹に当の本人は体力の限界を感じつつあったようです。
「思い通りにならない。」
プロ選手として自らが発したこの発言が全てを物語ってように思います。
ピッチャーにとっての生命線といえる肩やひじに相当な負担がかかり、シーズンに入っても全盛期のようなピッチングができないことを悟ったのでしょう。
当初球団は慰留したが、本人の意志は相当堅かったとのこと。本人も納得しての決断だったのではないでしょうか。
ランディ・メッセンジャーとは
(引用:毎日新聞)
出身:アメリカネバダ州リノ
生年月日:1981年8月13日 現在38歳
ポジション:投手。右投げ右打ち
身長:198cm
体重:109kg
年俸:3億5,000万円
阪神へ10年在籍したメッセンジャー投手
メッセンジャーにとっては今年が阪神でのプレーが10年を迎える節目の年でした。それだけにこれまで以上にシーズン前からトレーニングを重ねてきたことでしょう。そんなメッセンジャーも入団当初はローテーションの一角というよりは中継ぎ要因でした。
先発転向がプラスに
首脳陣の判断で先発を任されたメッセンジャー。以降見事に才能が開花。
入団から8年間のうちなんと7年間で2桁勝利を記録。開幕投手にも5年連続勤め、特に2014年シーズンは13勝をマークして見事最多勝を獲得。虎のエースとしてチームに大きく貢献することなります。また今シーズン4月5日の広島戦では日米通算100勝を達成しました。
昨年には国内FA権を取得。
2018年4月には国内FA権を取得。外国人登録枠からも外れ、阪神の選手では史上初めて史上初めて日本選手扱いとなったメッセンジャー。
名実ともに日本人と同じ扱いで野球に専念するまでに日本での野球活動に専念するようになります。
日本通算100勝を目の前にして引退を決意
(引用:虎速)
2019年の今年は前半戦は先発で13試合に登板、しかし精彩を欠き9月14日現在で3勝7敗、防御率4.69と思うような成績を残せていなかったメッセンジャー。
シーズン序盤から右肩の状態が思わしくなかったことから、7月下旬からは一時、渡米して右肩の治療とリハビリに専念することを決意。
8月上旬の再来日以降は二軍の対外試合で調整登板を重ねていた。9月12日の四国アイランドリーグplus徳島インディゴソックス戦で5回4安打4失点と打ち込まれ、この試合を最後に引退を表明することとなりました。
まとめ
今回は阪神タイガース、ランディ・メッセンジャーの突如引退表明について迫っていきました。あと2勝で日本通算100勝の達成予定だっただけに本人はさぞ無念だったことでしょう。
「これまでの功労に感謝しつつも、認めたということです。彼は本当にやりきったと。ベストを尽くしたような表情をしていたようなので」と谷本球団本部長からのコメント。
今後は故郷のアメリカか日本へ残るか分かりませんが、後進の育成に自身の経験を伝える指導者として活躍してほしいところです。
では、また。